特別定額給付金は「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」として国民一人につき10万円の給付が受けられる家計支援です。この給付金はオンライン申請又は申請書の郵送により受け取る事ができます。
私は最初からオンライン申請を行うつもりでいましたが、自分の市町村はいつからかな?と疑問に思い、公式ホームページにアクセスしてみると、オンライン申請が既に始まっているではありませんか(^_^;
という事で、遅ればせながらオンライン申請を行ってみました。
オンライン申請は内閣府番号制度担当室が運営している「ぴったりサービス」と言うシステム上で行われます。
●ぴったりサービス
https://app.oss.myna.go.jp/Application/search
オンライン申請の前提条件
1.お住まいの市区町村がオンライン申請を開始している
2.世帯主のかた
3.マイナンバーカードを持っているかた
1. お住まいの市区町村がオンライン申請を開始している
自治体のホームページを確認しましょう。「○○市 給付金」などで検索すればすぐに辿り着けると思います。しかし詐欺まがいのサイトがあるかもしれないので、アドレスバーの横に鍵マーク(🔓)がついているかどうかなど、くれぐれも気を付けましょう。
※Google Chromeで見た場合の例です。
2. 世帯主のかた
オンライン申請ができるのは世帯主のかたのみです。マイナンバーカードが必要なのも世帯主のかたのみで、家族分は必要ありません。
3. マイナンバーカードを持っているかた
マイナンバーカードと個人番号通知書を同じものと勘違いされてるかたも多い気がします。個人番号通知書は最初に貰える薄っぺらい紙ですが、この紙を持って自治体にマイナンバーカードの交付をしてもらいます。マイナンバーカードはクレジットカードくらいの大きさで、ICチップ付きのプラスチック製のものになります。
※マイナンバーカード
因みにオンライン確定申告(e-tax)もマイナンバーカードが必要です。オンラインで確定申告をされている方にとっては、給付金のオンライン申請を行うハードルは低いと思います。
オンライン申請時に必要なもの
1.パソコン
2.ICカードリーダー
3.マイナンバーカード(世帯主のみ)と暗証番号2種
4.給付金を受け取る口座番号
5.スマホ等カメラ
6.メールアドレスと電話番号
1. パソコン
パソコンの使用は当記事の前提条件です。OSはWindows 10 Pro、ブラウザはGoogle Chromeでオンライン申請を行いました。
動作環境チェック
事前にインストールが必要なプログラムもあります。オンライン申請前にぴったりサービスのサイト内で動作確認をしましょう。
●動作環境の確認(ぴったりサービス)
https://app.oss.myna.go.jp/Application/environmentCheck/initStatic
2. ICカードリーダー
ICカードリーダーは申請時にマイナンバーカードのICチップの読み取りに必要です。私は「SONY RC-S370」というちょっと古い機器を使用しました。
※SONY RC-S370
3. マイナンバーカード(世帯主のみ)と暗証番号2種
マイナンバーカードは世帯主のみ必要です。マイナンバーカードの交付時に設定した4桁数字のみの暗証番号と、6桁以上の英数字の暗証番号の2種類が必要です。
4. 給付金を受け取る口座番号
給付金を受け取る口座を用意しましょう。銀行口座でもゆうちょ口座でも申請できます。口座は世帯主名義が無難でしょう。
5. スマホ等カメラ
4の給付金受け取り口座情報の入力後に、口座名義人と口座番号の証拠写真が求められます。事前に写真画像を用意すれば問題ありませんが、その流れで写真を撮るために必要です。
6. メールアドレスと電話番号
「ぴったりサービス」の利用時にメールアドレスと電話番号の入力を求められます。メールアドレスは手元で確認できるものにしましょう。
SONY RC-S370を使う場合(補足)
当機種でマイナンバーカードを読み取るには2種類のソフトウェアが必要です。
NFCポートソフトウェア
https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/download/felicaportsoftware.html?j-short=fsc_dl
PC/SC アクティベーター for Type B
マイナンバーカードを読み取るのに必要なソフトウェア
https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/download/pcscactivator.html
オンライン申請の注意点
ここだけは伝えておきたい注意点です。直近でマイナンバーカードの交付を受けた方であれば、設定した暗証番号はまだ記憶に新しいかと思います。しかし遠い記憶にある方は、この暗証番号が2種類ある事を思い出して下さい。
●数字のみ4桁の暗証番号(例:1234)
●英数字6桁以上16文字以下の暗証番号(例:AB1234)
オンライン申請時はどちらも使います。まず最初の方で4桁の暗証番号の入力を求められ、終わり掛けに英数字6桁以上の暗証番号の入力を求められます。この暗証番号の入力を間違えるとちょっと面倒な事になり、自治体へ出向いて暗証番号の再設定をする羽目になります。私は過去にe-taxで失敗した経験があり、その時の事を記事にしています(笑)
皆がオンライン申請を行いたいこの時期、役所は大変混みあっている事が想定できますので、暗証番号の誤入力だけは、絶対に、絶対に避けましょう!
まとめ
オンライン申請を行ってみましたが、とても簡単でした。毎年e-taxを利用されている方であれば、特に不安なく手続きできるかと思います。しかし初めてマイナンバーカードを利用したオンライン手続きされる方は、この2種類の暗証番号の罠に嵌ってしまうのではないかと思いました(^_^;
特別定額給付金を受け取るか否かは任意になりますが、経済を回すという意味では受け取ってもなるべく貯蓄には回さずに、個人的にはありがたく消費に回させて頂こうかと思います(^_^)